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湯本荘は江戸時代末期、慶応3年に初代北里子ノ熊(きたざとねのくま)の手によって創業いたしました。

昭和7年生まれの大女将から聞くところ、お嫁に来た時は、旅館と農家と併用して営業していたらしく、その昔は牛も飼っていたそうです。

湯本荘の歴史,昭和

訪れるお客様は宿から送迎バスで主人みずから迎えに行っておりました。古い常連のお客様は何十回も来て頂いていました。その当時の宴会は深夜まで続いていたようです。

昭和60年に先代が病気でこの世を去り、大女将が悲しく泣いていると不思議な夢をみたそうです。白い髭を生やしたおじいさんが夢枕に立ち

「泣かんでいい。泣かんでいい。悪いようにはせん、わしが守ってやる。」

と言われ、それからしばらくするとお宿に多くのお客様がお越しいただくようになったそうです。



 ちょうどその頃、次世代の30代前後の黒川の青年が集まって知恵を出し合い、城之崎温泉の外湯めぐりにヒントを得た人がみんなに相談し、露天風呂を各旅館で作る事にしたそうです。そのとき、黒川温泉の入湯手形が誕生しました。

湯本荘の歴史,昭和

2004年にはそれまでの歴史を刻んで来た旧湯本荘を全館、取り壊し新館を建て直しました。旧湯本荘は風情ある趣で皆様に愛された旅館でありましたが、増築による段差や、不売り建築による安全上の理由も重なり、50年近い本館の歴史に幕を閉じる事となりました。

お客様の長年のご愛顧とともに、当主も現在では5代目を迎えることができ、誠に有難い限りでございます。今後ともお客様の更なる癒しの場となるよう尽力して参ります。